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【 ダイバー必見 】ダイビングでの適正ウエイトの目安 ~見つけよう自分にあったウエイト量~

ダイビングでの永遠のテーマ「中性浮力」。
ダイビングを楽しむ上で欠かせないスキルの中性浮力をマスターするための近道が「適正ウエイト」を知ることです。
適正ウエイトで海中を泳ぐ2人のダイバーの写真


これを読んで頂いてるダイバーの皆様は、自分の適性ウエイト知ってますか?
自分に合ったウエイト数を知ることでダイビングがより楽に!より水中を楽しめるようになりますよ!
今日からオーバーウエイトを卒業して、快適ダイビング!

 

 

【 目次 】  1.適正ウエイトの目安
 2.適正ウエイトとは

 3.環境によって適正ウエイト数は変わる!
  1-1.潜る場所は?海水 or 淡水
  1-2.使用するタンクは? スチールorアルミ
  1-3.着るスーツは? ウェットスーツorドライスーツ
  4.適正ウエイトの確認方法
  4-1.BCDの空気を抜く

  4-2.通常の呼吸をする
 5.ウエイトの装着位置 
 6.オーバーウエイトのデメリット

1.適正ウエイトの目安


早速ですが、ダイビングで適正ウエイトの目安を解説していきます。

先に結論からいいますと、使用するスーツやタンクで変わってきますが、一般的な適性ウエイトを知る計算式があります。
(5ミリワンピースウェットスーツ・10リットルアルミタンクの場合)

体重の10% - 1~2キロ

この計算式を元にすると…

 ■ ~40kg → 2~3kg
 ■ ~50kg → 3~4kg
 ■ ~60kg → 4~5kg
 ■ ~70kg → 5~6kg
 ■ ~80kg → 6~7kg 

ということになります。

上記を元に、スチールタンクを使用する場合はマイナス1~2kg。
ドライスーツを使用する場合は、プラス2~3kg。

あくまでも目安ですが、いつも自分が使用しているウエイト量を比べてどうでしょうか?

2.適正ウエイトとは

まず、適正ウエイトとはその名の通り自分に適したウエイト量のこと!
重た過ぎず軽すぎない、自分に適したウエイト量でダイビングをすること。

ダイビング初心者は、潜降しやすいようにとか、急浮上しないようにと、オーバーウエイトで潜る事がほとんどです。
これは、全然悪いことではありません!


しかし、オーバーウエイトの場合沈み安くはなるけれど、潜降しているというよりも海底に落ちていくという感じになってしまい、水中でより高度なBCDコントロールが求められるという矛盾した結果になってしまいます。

10本20本と経験本数が増えてくると、潜降や水中の環境にも慣れてくるので、ウエイトを少しずつ減らして自分の適性ウエイト量に近づけていきましょう!
適正ウエイトで潜る数名のダイバーの写真


3.環境によって適正ウエイト数は変わる!

適正ウエイト量は様々な外的要因によって変わります。
自分がダイビングをする環境を知る事が、適正ウエイトを知る第一歩です!


3-1. 潜る場所によって変わる! 海水 or 淡水


覚えてますか?
ライセンス取得講習の時に学科でやりましたね!
淡水と海水では、塩分濃度の違いで海水の方が浮きやすいのです!

なので川や湖で潜る場合は、海で潜る時よりもウエイト少なめでいいってことですね!


3-2. 使用するタンクによって変わる! スチール or アルミ


ダイビング用のタンクは、スチール製のものと、アルミ製の2種類です。
同じ体積のスチールとアルミだと、断然スチールの方が重いのは周知の事実。
ダイビングではなぜタンクの材質の違いによってウエイト量が変わるのか。

アルミタンクとスチールタンクの写真
これは同じ内容量10リットルのタンクです。
左がアルミアンク。右がスチールタンクです。
大きさが違いますね!

アルミは軽い素材の為、スチールと同じ重さになるようタンクの壁を厚く、長さを長くして重さと容量を確保してます。
同じ容量のタンクの場、重量はアルミの方が0.5~1.0kgほど重くなっています。

ということは、重量が重い分アルミタンクの方がつけるウエイト量は軽くていいということか?

ではないのです!

これはタンク自身の浮力や、タンクの中に充填されている空気の重さのこととか、とってもややこしい話になってくるので、それはまた別の機会にお話するとして、アルミタンクの方がスチールタンクに比べて水中での浮力が強いので、目安としてはウエイトを2kg増やします。

タンクの見分け方は、バルブ部分の首の有無と底の部分のタンクブーツの有無です!
アルミタンクとスチールタンク アルミタンクとスチールタンクの比較写真


3-3. 使用するスーツによって変わる! ウェットスーツ or ドライスーツ


ダイビング時にウエイトを着けるのは、スーツを着ることによって生じる浮力を相殺する為です。
ということは、ウェットスーツの方が浮力は少なくなるので、
ウェットスーツとドライスーツではウェットスーツの方がウエイトの量は少なくなりますね!
同じウェットスーツでも厚みが3ミリと5ミリのものでは、3ミリの方がウエイト量は少なくなります。
ウエットスーツとドライスーツを持つ女性の写真

 

4.適正ウエイトの確認方法

目安となる重さのウエイトが分かったら、実際に海で確認してみよう!


4-1. BCDの空気を抜く


レギュレーターをくわえ海に入り、BCDの空気をすべて抜きます。
フィンキックはしないよう注意です!
※この時ウエイトが重すぎる場合は沈んで行ってしまうので注意してね!


4-2.通常の呼吸をする


落ち着いて、ゆっくりいつも通りの呼吸をしましょう。
通常の呼吸をしている状態で、目が水面の高さにあり、
息を吸うと水面があごのあたりに、息を吐くと水面に頭がつかるくらいにあれば適正です。
適正ウエイトの確認方法のイラスト【BSACマニュアルより】

BCDの空気を抜いているのに顔がすべて水面から出ているようであれば軽すぎですし、
BCDの空気を抜いただけで沈んでしまうようなら重すぎという事ですね。

5.ウエイトの装着位置

いくら適正ウエイトでも、ウエイトを着ける位置が悪いと水中でのバランスがとりにくくなってしまいます。

体の前面にウエイトがある方が、水中での水平姿勢が撮りやすく安定して泳げます。
間違ったウエイトのつけ方の写真 正しいウエイトのつけ方の写真

最近のBCDでは、専用のウエイトポケットが付いているものがあるので、腰にウエイトを巻かなくていいので更に楽です!
BCDのウエイトポケットの写真 ウエイトポケットを装着するの写真

ドライスーツでアルミタンクを使用するなど、ウエイト量が増える場合は、ウエイトベストを使用して必要なウエイトを分散して装着する事がオススメです。
ウエイトベストとウエイトベルトをつけたダイバーの写真 

 

 6.オーバーウエイトのデメリット

オーバーウエイトとは、本来普通に潜行するために必要なウェイト量(適正ウェイト)以上にウエイトを付けている状態のことです。

オーバーウエイトだと潜行しやすく、初心者ダイバーはもちろん、中級以上のダイバーも知らずにやりがちです。

潜行以外にメリットは1つもありません。

 

オーバーウエイトのデメリットは…

・BCDの操作が多くなり中性浮力が取りにくくなる。

空気を入れれば浮き、抜いては沈み中々安定しません。結果として調整することに手いっぱいで泳ぎにくく、ダイビングに集中できない。

・空気の消費が早くなる。
オーバーウェイトで潜っている人は、BCDに空気が必要以上に入っているため、水の抵抗が働き泳ぎにくかったり、自分を浮かすためにもフィンキックをしていますので、上手く推進力に繋がらすキック数が増える。結果として、呼吸が乱れて空気の消費が早くなります。

・水底で砂煙をあげてしまい他のダイバーに迷惑をかけてしまったり、サンゴを蹴って折っていまい環境の破壊をしてしまうことも。

呼吸をするとすぐ浮いてしまう浅瀬での講習や、カメラで生物の撮影をしたいなど、例外としてオーバーウエイトで潜る時もありますが、適正ウエイトを知った上で、潜ってくださいね。

 

 まとめ

ダイビングをより楽しむためのスキル、中性浮力を左右する適正ウエイト。
ダイビングを始めたての時は、楽に潜降したい為にオーバーウエイトで潜っているダイバーがほとんど。

オーバーウエイトで潜ると、潜降はラクでも水中のバランスや中性浮力がうまく取れず、変なところに力が入り、無駄な動きによって、空気消費量が増えたり、疲れの原因にもなってしまいます。

ダイビングに慣れてきたら、どんどんウエイトを減らして適性ウエイトで潜りましょう!

適正ウエイトで快適ダイビングを!
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