画期的!ナイトロックスダイビング!
みなさんこんにちは!レーブ渋谷/東京店のアッコです♪
本日はナイトロックスシリンダーでのダイビングについてお話していこうと思います!
このシリンダーは学科講習の中でも出てくるため、聞いたことがある方も多いはず✨
魅力のいっぱい詰まったナイトロックスシリンダーについてみていきましょう!
ナイトロックスシリンダーとは?
ナイトロックスという言葉は、窒素と酸素の混合気体を指すもので、
窒素と酸素の英語「Nitrogen」と「Oxygen」を組み合わせたものになります。
エンリッチド・エアと呼ばれることも多く、どちらも同じものになります。
通常のシリンダーとの違い
私たちが日ごろ使用するシリンダーの酸素濃度、窒素濃度は
酸素約20%、窒素約80%になります。
ナイトロックスでは、酸素濃度約32、30、34、36%といったものを使用します。
もっともよく使用されるのは32%のものになります。
そのため窒素濃度は80%より下がり、約68~64%のものになります。
酸素濃度と窒素濃度での体の変化
窒素の濃度が高い場合
窒素の濃度が高い場合(通常シリンダー)には体に窒素がたまりやすく、ダイビング後の疲れや眠気を催しやすくなります。
体内に窒素がたまりやすいデメリットとしては、窒素酔いになる恐れが高くなる、
減圧症のリスク、NDL(水中に入れる限界時間)が短くなるなどがあります。
メリットとしては酸素中毒になるリスクは非常に低く、水深70mを超えない限り急性酸素中毒にはならず、
慢性酸素中毒も一般のレジャーダイバーがかかることはまずありません。
・窒素酔いとは
高分圧の窒素を吸うことや、水中での激しい動きにより水中でお酒に酔ったような症状になることがあります。
精神的な高揚状態や、自意識過剰になりやすいです。
・減圧症
減圧症とは、水中の高圧環境下で血液や組織中に溶けていた窒素が、圧力が解けていくに伴い気泡をつくる状態です。
症状には軽度なものだと関節の痛み頭痛、皮膚のかゆみ、
重症の場合、めまい、呼吸困難、心停止、麻痺などがみられます。
・酸素中毒
急性酸素中毒の場合は痙攣や意識喪失。
慢性酸素中毒の場合は胸の痛み、息切れなどの症状が現れます。
酸素の濃度が高い場合
酸素の濃度が高い場合(ナイトロックスシリンダー)には体に窒素がたまりにくく、ダイビング後の疲れや眠気を軽減します。
体内に窒素がたまりにくいため、窒素酔いのリスクを抑えられ、NDLも伸びます。
カメラをゆっくり取りたいダイバー、水中ツアーを普段よりゆっくりと楽しみたいダイバーなどにお勧めです。
デメリットとしては酸素中毒になるリスクが上がります、酸素の濃度によって水深33m前後で急性酸素中毒になる恐れがあります。
DEEPライセンスとの併用は難しいです。
ナイトロックスの広がり
ナイトロックスシリンダーは日本でも広がりつつあります。
海外では少し前から主流のシリンダーになってきていますが、日本でも多くの方が使用しています。
レーブのお客様でもかなり多くの方がナイトロックスを使用しています。
ナイトロックスシリンダーの使い方
ナイトロックスシリンダーを使用したいと思った際にはライセンスカードの取得が必要です。
ナイトロックスSDCというものが存在し、学科講習と海洋講習を受けます。
通常シリンダーとの違いや、水中での注意点を学び、海洋で実際に使用し講習していきます。
学科講習1回、海洋講習1日(ダイビング2本)の内容になります。
レーブではナイトロックスの講習を随時開催しており、講習生が何名か集まったタイミングで開催されることが多いため、
興味のある方はぜひインストラクターまでご相談ください!
ダイブコンピューターの設定
学科講習でも習いますが、皆さんの持っているダイブコンピューターは通常シリンダー使用時の設定になっています。
まずは設定の変更をしていき、ナイトロックスシリンダー使用モードに切り替えます。
モードを切り替えてあげることで水中での体内窒素量の演算方法が変わり、NDLの表示も通常時と異なります。
ナイトロックスシリンダーを取得するにあたり
まずはナイトロックスシリンダー取得をお勧めする方は下記のような方!
・ダイビング後の疲労を軽減したい方
・ダイビング後に運転などがあり眠気に襲われたくない方
・カメラやGoProをゆっくりと撮りたい方
・窒素酔いのリスクを減らしたい方
・水中でゆっくりと生き物や洞窟、沈没船などを回りたい方
あてはまるものがある方にはぜひナイトロックスシリンダーを使ってみてほしいです✨
身体の疲労もそうですが、ダイビングの楽しみ方が一味変わること間違いなしです!
ちなみに!ナイトロックス講習を受けるにはダイブコンピューターが必須になります。
ダイブコンピューターはダイビングをする上での安全管理には欠かせない道具です。
ナイトロックスシリンダーを使うときも同様、ダイブコンピューターがないと水中での管理ができなくなります。
まとめ
本日はナイトロックスというダイビングスタイルについてご紹介しました!
簡単なご紹介になってしまったので、実際にこのブログには書ききれていない内容もあります💦
詳しく聞いてみたい方はツアーの際や講習の際にお近くのインストラクターにお声がけください!
ダイビング初級、中級ライセンスを取得したばかりで、、、と思っている方もご安心ください!
ナイトロックスライセンスは初級を取得後に講習可能となります。
ぜひ、ラクに楽しいダイビを求めていきましょう✨