ダイビングの理想的な頻度とは?現役インストラクーがお伝えします!
ダイビングはいろんな楽しみがあります。
景色を見たり、魚を見たり…
何回も同じ場所に潜っても新たな発見があったり、
何年潜ってもまだまだ会えない生き物などがいます。
そう考えるとダイビングという遊びはとても奥が深いです。
ただ面白い反面、途中で断念してしまう方もいるのが現状。
ダイビングはライセンスを取ればいろんな海に行けるとは言いますが、
実際のところどんな頻度で潜るべきなのか。
どんな潜り方だと断念してしまうのか。
など詳しく解説していきます。
ダイビングライセンスは『証明書』
まずはダイビングライセンスの意味を考えてみましょう。
ダイビングライセンスは講習を受けた『証明書』となります。
講習を受けた証として発行はされますが、あくまでも初心者には変わりありません。
ここで大事なのはライセンスを取得しても『経験を積む』ということ。
ダイビングライセンスはよく車の免許証と例えられます。
運転免許証を持ってても運転しない方を『ペーパードライバー』というように
ダイビングでも定期的に潜らない方を『ペーパーダイバー』というくらいです。
ライセンス取得はあくまでも通過点という認識でいましょう。
ダイビングは続かない方も多い??
前述でもあるように初心者である『ペーパーダイバー』となると続かないかもしれません。
その理由は下記が考えられます。
➀毎回初心者で忘れていることが多い
ダイバーは器材のセッティングや安全管理など自己責任でいろんな面を管理しなければいけません。
当然インストラクターもいますが、まずは自分で覚える事が重要。
ペーパーダイバーだとなかなかのストレスがかかることもあります。
➁トラブルにつながりやすい
ブランクのあるダイバーはトラブルに発展しやすいです。
・呼吸が安定しない
・マスクに水が入ると怖い
・バランスが整わない
こういったことからパニックになることもあります。
海という特殊な環境ですからブランクのあるペーパーダイバーは基礎から見直しが必要です。
毎回基礎ばかりするダイビングは面白くないですよね…。
➂理想と現実のギャップ
今やダイビングはいろんな情報源があります。
その影響でダイバーが増える事は良いのですが、
海の遊びを簡単に考える方もいるのが現状です。
ライセンスを取ればいろんな場所に行けるというのは大きな間違い。
少しずつ経験を積むことでいろんな場所に行けます。
その『経験』という過程を怠る方が多いので続かない『ペーパーダイバー』になってしまうわけです。
1日で潜るダイビング本数や理想なダイビング頻度
1日の潜水本数は2-3本です。
これを積み重ねる事で初心者から1人前になっていくわけです。
ここで大事なのが日数や時間ではなく本数ということ。
この潜水本数次第でレベルが上がってどんどんいろんな海に行けるようになります。
あとは頻度ですが、レーブでは1-2か月に1回潜ることをお勧めしています。
この頻度が人によっては難しいかもしれませんが、
安全に楽しく潜るならこのくらいのペースが理想です。
ただずっとではなく、あくまでも目安です。
僕の主観ですが2-30本まではそのペースが理想で、
その先は少し間隔が空いても問題ないです。
なんでもそうですが最初の『基礎』が重要で、その基礎が2-30本で身につくと
思ってください。
当然その間もいろんな海にご案内します。
少しずつ見れる景色や生き物も広がるのでどんどん面白くなるはずです。
反対に途中で離脱する方はこの基本が身につく前に離脱してしまう方が多いですね。
年間で何本潜るのが理想なのか?地域による違い
ダイビングはご存じの通り海の遊びです。
その海が近いか遠いかで潜る本数も全く変わります。
これはスキーやスノボでも同じことが言えるかもしれません。
山が近くにある方は交通費などもかからない分、比較的安価でウィンタースポーツを楽しむことができます。
ダイビングも海が近い地域となると比較的安価で遊ぶことができますので本数もどんどん増えるでしょう。
そう考えると、都心部で暮らしている方と海辺の方は大きな差が生まれると思った方が良いです。
今回はあくまでも都心部で生活している方向けへ理想な年間本数をお伝えします。
目指す海によって理想な経験本数というのが異なるため、少し個人差があると思いますが
最初の1年は25-30本というのを目安にしていただきたいですね。
その後は1年で10本などのペースでも十分楽しめますよ。
難しいところほどいろんな生き物や景色が待っています
難しい=危ないというイメージがあるかもしれませんが、
ダイビングは経験を積んで本数を増やしていけばいくほど安全に楽しく潜れます。
そこには大型生物の住処があったり、海の底でしか見れない景色が待ってたりと
とても魅力的な場所がそこにはあります。
これはその場所に行った方しかわかりません。
ダイビングをするならぜひそんな世界を共有したいですね。
興味のある方はぜひレーブまでお越しください。