中性浮力とは??
写真のダイバーは見事に浮いてますねー。
水底を這うのではなく、
中層を浮きながら泳いでいくことで足をバタバタと蹴らなくても大丈夫なんです。
これを、【中性浮力】と云います。
さて、今日のブログのテーマは、
ダイバーが一番といっていいほど
悪戦苦闘するダイビングスキルの一つといっても過言ではない
中性浮力をテーマに綴っていきたいと思います。
≪目次≫
①中性浮力とはナニ??
②中性浮力をマスターするための練習方法とは。
③中性浮力マスターした際のメリット!
の3本立てでいきたいと思います👍
中性浮力ってナニ??
みなさん、宇宙空間をイメージしてください。
宇宙服をまとった人間が宇宙に出ると重力がないために
プカプカと漂っているイメージが出来るかと思います。
実は、海の中も道具を操作して浮遊感または無重力感を作らないといけない訳です。
水中で浮きもしない、沈みもしない、中層でバランス良くホバリングしている状態。
ただ誰しも最初からコントロール出来る訳でもなく、
急に体が浮いてしまったり、気が付いたら思わぬ深みに陥ったり…。
そんな経験をしたことがないダイバーを見つける方が難しいぐらいに、
大概の人が悪戦苦闘している。
特に初級ダイバーやブランクダイバーにありがちな失敗スキルや、
多くのダイバーが苦手と感じるスキルが中性浮力なのです。
でも、克服すれば、ストレスもなく、愉しい安全はダイビングが待っている!
中性浮力をマスターするための練習方法の紹介!
①適正ウェイトを知ること!
適正ウェイトってナニ??
となる方も多いかもしれません。
下記の写真をどうぞ☟
講習時などは体を安定させてるためにウェイトを重くつけがち。
その感覚に慣れてしまうことで必要以上に重たいウェイトを着けている人が多い。
また使用するボンベによって残る重さが異なるため、
それに適用したウェィトが必要になってくる。
では、ウェイト量が適正がどうかを調べるには、
ダイビングスーツや器材をすべて装着してBCDの空気を全部抜いた状態で水面に浮き、
ちょうど目の高さに水面が来たらぴったりの証拠。
②ダイビングはリラックスが大事!
水中で呼吸が出来るスキューバダイビングにおいて、
呼吸が大事なスキルの一つとして挙げられています。
呼吸にストレスを感じてしまうと中性浮力にも影響が出てしまい、
うまく上下のバランスが取れなくなってしまいます。
ただ呼吸するのではなく、
少し意識を置いてあげるだけでリラックスにも繋がり、
中性浮力でのバランスも確保しやすくなってきます。
そこで紹介したいテクニックが、トリミング。
トリミングとは、息を吸う/吐くで上下のバランスをとるテクニック。
息を吸えば→浮く
息を吐けば→沈む
ただし、双方ともにタイムラグがあるため、
すぐに浮かない/すぐに沈まない…と焦らないこと💦
焦ってしまうと呼吸が乱れてバランスが崩れやすくなります。
リラックスした状態で呼吸を意識することで上下の感覚がわかることが大事!
中性浮力をマスターした際のメリット!!
①空気消費量や疲労感が変わってくる!
中性浮力を脚力で補おうとすることで空気消費を増してしまう。
中性浮力ができない→浮こうとして足をバタバタさせてしまう→息が上がってしまう→空気の消費が増してしまう💦
中性浮力が取れれば、ダイビング後の疲れも軽減されるため、
是非ともマスターをしていきましょう!
②砂を巻き上げない。。
砂地を這うように足を動かしてしまうと、
写真のように砂が舞い上がり後ろの人は何も見えなくなってしまいます。
意外と本人は気が付いていないケースが多いです。。
また小さい生き物を吹き飛ばしてしまったり、
砂が舞うことでカメラのピントが全く合わなかったり…といいことなし。。
中性浮力が出来ることで砂が舞うだけでなく、
生き物を吹き飛ばすこともなければ、
他のダイバーにも迷惑をかけずに済むため一石二鳥なわけです!
中性浮力のまとめ
どんな遊びもそうですが、
出来ることが増えると楽しくなるものです。
特にスキューバダイビングが海の中がステージになるため、
日常生活で練習を重ねていくことが出来ない遊びでもあります。
中性浮力をマスターすることも、
海の中を快適に過ごすのも知識だけでなく、
練習を重ねて生まれる技術が必要となります。
ダイビングライセンスを取得し終えてからの
ダイビングの遊び方やスキルアップコースもここレーブで開催しております。
最近では、≪潜り放題≫というダイビングツアーも開催してますので、
経験という練習を経て、快適なダイビングを送りましょう♬