春濁り知らずの西伊豆!
みなさんこんにちは!
ダイビングショップレーブ渋谷店のアッコです♪
本日はこの時期ならではの春濁りについて!
日帰りツアーでもよく行く安良里や大瀬崎などの西伊豆方面の海がここ数年春濁りに入っていないだとか!??
このブログでは春濁りとはそもそも何なのか、春のおすすめの海なども含めご紹介していきます✨
春濁りとは
春の時期に起こる海が濁る現象をいいます。
しかし、春の期間中ずっと起こるものではなく、3月~4月頃に始まり、約1か月ほどで落ち着きます。
どんな海で見られる??
この現象は関東付近だと神奈川、伊豆、千葉の海で春に潜る際に見ることができます。
(東京ではほとんど潜ることがないので省略しております!)
沖縄などの暖かい地域ではあまり見られず、理由としては
もともと海がキレイだということと、年間通して水温差が激しくないので春濁りが起こりにくいということです。
この時期は幼魚もいたり産卵シーズンにもなってくるため、海は賑やかになってきます✨
どうして濁るの?
春濁りの主な原因は植物性のプランクトンが発生してくることです。
この植物性プランクトンの繁殖、育成は海水温の上昇とともに一気に起こります!
水温の低い秋冬には水の層の境界線(サーモクライン)ができにくく、
海の上層と下層の水は循環され、下層に沈殿していた栄養分が上層に行きます。
そこに春の温かい日差しが降り注ぎ水温が上昇してくると、
栄養分が豊富なこともあり、上層部で植物プランクトンが一気に増殖していきます。
このようなメカニズムで春濁りは起こっていきます。
また、冬場育った海藻たちが枯れ水温の上昇と共に溶け出すことも原因の一つとして挙げられています。
この時期は中国から黄砂が飛んでくることによって黄砂が海の栄養分となり、
植物性プランクトンの繁殖をより活発にしていると言われています。
茶色く緑が勝った春濁りはこのようにして生まれていきます。
春濁りが起こらない!?
西伊豆の方で春濁りが起きていないと述べましたが、全く入らないわけではありません!
去年は春濁りが起こらず、今年は春濁りが起こる。
自然のものだからこそ、そんなことも珍しくはないんです。
春濁りの起こりにくい海
アッコがこの数年潜る中で春濁りが起こりずらいなと感じている、日帰りツアーでも行ける海を紹介していきます!
安良里
別名、黄金崎ともいわれているダイビングスポットになります。
ビーチエリア、ボートエリアとあり夕方には聳え立つ岩が黄金色に輝くことで陸での楽しみもあります。
恋人岬というお洒落な観光スポットもあるのでふらっと立ち寄るもよし!!
海はというと、真鯛のダイちゃんが人懐っこくダイバーについて泳いできます🐟
ごくまれに産休に入っており行方不明の事もあるので潜る前にチェックしてくださいね!
その他にもタツノオトシゴの仲間、オオウミウマ、クマドリカエルアンコウ、カエルアンコウ、
ウミテング、ニジギンポなどかわいらしい生物がたくさんいます!
ウミガメも遭遇率高めなので、会いたい方は是非行ってみてください✨
ちなみに!!!!激レアですが!!!
私が以前潜りに行った際にはジンベイザメが出たこともあります!🦈
それ以来、出没情報はないですが強運の持ち主の方はもしかしたら出会えるかも!??
大瀬崎
西伊豆の湾内ポイントでもある大瀬崎ビーチは私の大好きなポイントでもあります!
湾内だけでなく先端エリア、ボートエリアもありどこも面白いですが、
湾内に関しては、エリア自体がとても広くマクロ生物、深海魚など多くの生き物が生息してます!
昨年末からはホシフグの群れが出始めているとのことで、
今までいなかった生物も出現し始めています!
私が2年前の4月に潜りに行った時の大瀬崎の写真も貼っておきますね!
抜群の透明度です✨
まとめ
今回は春濁りの入りにくい海をご紹介いたしました!
安良里や大瀬崎以外にも美しい海はたくさんあります!
自然のものであるため、その年、その月、その週によっても海況は変わっていきます。
春でも絶対にキレイとまでは言いきれませんが、比較的透き通ることの多い西伊豆の海をめがけてこの春潜りに行ってみてはいかがでしょうか✨
一度、二度行ったことのある海でも時期が変わると見れる生き物や景色も変わってきます!
気になるエリアなどがあったら是非スタッフまでお声がけください!!